今月のイチオシ

日本各地の公立美術館コレクションをあげました。 ※作品の画像は各図録より引用しており、どの図録も個性的で魅力的です。ぜひ手に取ってみてください。

出典:「名古屋市美術館コレクション選」

荻須高徳

「洗濯場」

荻須高徳(1901−1986)は、愛知県稲沢市生まれ。
生涯の半世紀をパリで暮らす。
パリの街角を描きつづけ、彼が敬愛した佐伯祐三、ユトリロとの画風とは多少異なり、あくまでも描く街そのものを描き出そうとする荻須は、街に寄り添い、深い敬愛を込めた画風がパリの街のその上品さを伝えてくれる。  














名古屋市美術館

出典:「名古屋市美術館コレクション選」

三岸節子

「雷がくる」1979年

三岸節子(1905ー1999)は、愛知県尾西市生まれ。
1968年に南仏カーニュ、1974年にブルゴーニュのヴェロンに移り住む。そこでの風景画、白い壁と赤い屋根の家々が立ち並ぶ南仏の丘を描いた作品。













名古屋市美術館

出典:「名古屋市美術館コレクション選」

中村正義

「男女」1963年

中村正義(1924−1977)は、愛知県豊橋市生まれ。
1961年日展を脱退した後1963年に個展「男と女」開催。
従来の日本画の枠を超えた、アクリルで原色を駆使した作品。強く直接の叫びが伝わり強烈な印象を受ける。














名古屋市美術館