今月のイチオシ

日本各地の公立美術館コレクションをあげました。 ※作品の画像は各図録より引用しており、どの図録も個性的で魅力的です。ぜひ手に取ってみてください。

出典:「静岡県立美術館コレクション選」

北川民次

「タスコの祭」1937年

北川民次(1894−1989)は、静岡県金谷町五和に生まれる。
早稲田大学を中退し、渡米。
メキシコのサン・カルロス美術学校を卒業。メキシコの美術や絵画運動に触発された、創造的で自由な精神を油彩画、版画制作に示し、二科展、日本国際美術展で注目を集めた。











静岡県立美術館

出典:「静岡県立美術館コレクション選」

秋野 不矩

「廻廊」1984年

秋野 不矩(1908-2001)は、静岡県天竜市生まれ。
千葉県大網市の石井林響、京都の西山翠嶂のもとで日本画を学ぶ。
1948年に創造美術を結成、京都市立美術大学の助教授に就任した。第一回上村松園賞を受賞。インドのビスババーラティ大学の客員教授に招かれ、インドの風土や風俗に関した作品を数多く制作する。










静岡県立美術館

出典:「静岡県立美術館コレクション選」

近藤 浩一路

「東山粟田口」1925年

近藤浩一路(1884−1962)は、山梨県南巨摩郡に生まれる。
東京美術学校西洋画科を卒業。同級生に藤田嗣治がいた。1918年に水墨画をはじめ、1921年日本美術院の同人になる。戦後は墨心会を中川一政らと結成し、日展に出展。近代的な水墨風景画の世界を創造した。














静岡県立美術館