今月のイチオシ

日本各地の公立美術館コレクションをあげました。 ※作品の画像は各図録より引用しており、どの図録も個性的で魅力的です。ぜひ手に取ってみてください。

出典:茨城県近代美術館所蔵作品選(ポケットブック版)

小川芋銭

「水魅戯」1923年

小川芋銭(おがわうせん)は、茨城県牛久市で幼少期を過ごした。
初期の頃には、新聞で挿絵や漫画を描く。
その後日本画に転じ、1917年にが横山大観の推挙で日本美術院同人になる。
若い頃から河童を多く描いてきた芋銭は「河童の芋銭」の異名をとる。
この作品「水魅戯(すいみたわむる)」にも、水辺にすむ怪しい生き物が描かれている。

茨城県近代美術館

出典:茨城県近代美術館所蔵作品選(ポケットブック版)

小川芋銭

「祭魚」1932年

この「祭魚」にも、小川芋銭らしいユーモラスな水辺の生き物が描かれている。

茨城県近代美術館

出典:茨城県近代美術館所蔵作品選(ポケットブック版)

横山大観

「流燈」1909年

横山大観は、茨城県水戸市生まれ。
東京美術学校の第1回生。
明治期には朦朧体を試み新日本画の創造に尽力した。

茨城県近代美術館